ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス (ZTNA / Zero Trust Network Access) という言葉を聞かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アメリカ政府が推進するゼロトラスト・セキュリティモデル要素のひとつです。ZTNAは、従来のLAN内を守る境界型ファイアーウォール装置の考えではなく、ネットワーク自体やLAN内の横の動きも監視し、保護する設計思想です。サイバー攻撃耐性が高まっているのが特徴です。
法人向けにZTNA対応製品が発売されてきている段階ですが、ゼロトラスト・セキュリティモデルを策定する構成企業の一社であるPC Matic社は、新たに兄弟会社としてRIO Router社を設立し、eMachines社の創業者兼元CEOであり、パッカードベル社の元社長でもあり、直近までFoxconnの元CSOであったJohn Hui氏を社長に迎え、家庭用にゼロトラスト型Wi-Fiルーターを近日中にアメリカで発売開始致します。
主な特長は以下の通りです。
- 法人仕様の端末セキュリティ機能
- 16個のVLANを家庭内で利用可能
- 2400のVPN拠点へルーターを接続可能。アメリカ居住者が日本のジオロケーションを自宅すべての機器でVPNクライアントなしで利用可能に
- 閲覧サイト許可制のペアレンタルコントロール
- ゲスト接続機能
- DNSとWebコンテンツフィルタリング機能
- WiFi6対応
- クアルコム社製4コアCPU搭載
- 機器セットアップはスマホから専用アプリで可能
海外在住の日本人には、大変便利な家庭用ルーターとなるのではないでしょうか。いまのところアメリカで発売の予定ですが、反響により日本国内および国際的な販売も視野にいれています。
すでにキックスターターで予約を受け付けています。アメリカにお住まいの方は検討をされてみてはいかがでしょうか。【キックスターターサイト】