82%の顧客が第三者評価機関を信頼していない

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最近のPC Maticの発売元である米PC Pitstop LLCが顧客に対して調査を行いました。

あなたが、エンドポイントセキュリティ製品を検討する際に、参考とする第三者評価機関はどれですか。

回答への選択肢として、Virus Bulletin、AV Comparatives、AV-TEST、AV Labs、NSS Labs、SE Labs、第三者評価機関を信用しない、その他でした。結果は以下のとおりとなりました。

ご覧のとおり、アンケート結果によると、回答者の71%はAV製品を検討する際に第三者評価に頼っていないと回答しました。また、その割合は実際には高くなっています。「その他」の自由回答を見ると、いずれも評価機関ではありませんでした。したがって、回答者の82%が第三者のテストに頼っていないと言っても過言ではありません。

評価機関は、マルウェアの検出率など、一般的な記事にはないAV製品の性能試験を提供しています。第三者評価機関による試験結果を認めていない場合、消費者はウイルスなどの検出率に基づいてセキュリティ製品を購入しているとは言えません。

検出率よりも重要なことは何でしょうか?過大な宣伝? ネット上の偽情報? パソコンの情報を保護するためのに、セキュリティ製品を購入しているのではないでしょうか。そのセキュリティ製品の有効性がこれらの機関によってテストされ、マルウェア検出率が公表されています。もちろん、一部の評価機関は100%の性能結果を乱発し、お手盛りで嘘の結果を出していることは事実です。しかし、厳しい結果を発表している評価機関は、業界の発展を考え、人々に真実を伝えています。

セキュリティ製品へ投資する前に、第三者評価機関によるレビューと検出率を参考にしないのはなぜですか? マルウェアの検出率は、パソコンを安全に保つために信頼のおけるセキュリティ製品を購入する上で参考としないのはなぜなのでしょうか。

ネットや公にはアフィリエイターや政治的敵対国の国家諜報機関によって生成された偽情報で溢れています。一部の第三者評価機関は、国家諜報機関と関係が疑われているものもあります。しかし真実は、厳しい評価を出す第三者評価機関にあります。

原文:http://techtalk.pcpitstop.com/2017/02/23/third-party-testing/

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