2022年1月20日、最高裁第１小法廷で行われたマイニングスクリプトによる不正指令電磁的記録保管罪に問われた裁判にて、山口厚裁判長は、被告を無罪とする判決を言い渡しました。これにより日本は、マイニングスクリプトが判例により合法となる大変珍しい国になりました。
欧米同様にマイニングスクリプトが非合法となる法律が日本政府により制定されるまでの間、判例によりマイニングスクリプトは日本国内では合法となります。これにより、日本国民にむけたホームページにてマイニングスクリプトが大流行することが予想されます。ビットコイン価格が高値推移しているため、広告収入よりも収益が見込めるからです。
多くの利用者がパソコンやスマートフォンでホームページを閲覧しただけでマイニングスクリプトにより、パソコンであれば消費電力の大幅な増加、スマートフォンではバッテリーの急激な減少により、経済的な損失を受けることになります。電気代が毎月高値更新しているいま、とても大きな事件です。
しかし慌てることはありません。パソコンであれば、ブラウザーへ拡張機能を追加することにより、マイニングスクリプトを防御することができます。PC Maticの利用者であれば、ブラウザー保護機能である「WebShield」をChrome, Firefox,Edge,IE11へ組み込むことでマイニングスクリプトの実行を阻止することができます。
