ランサムウェアが警察のファイルを破壊し、証拠にアクセスできなくなった
2019年4月にスチュアート市は、ランサムウェアに感染しました。ランサムウェアは悪意のあるソフトウェアの一種であり、ファイルを暗号化またはロックして、完全にアクセスできない状態にします。
ハッカーは、暗号化を解除することと引き換えに身代金を払えと要求してきます。
フロリダ州スチュアートの場合、300,000ドルが要求されました。市はFBIの助言に従って、支払いをしないことを選択しました。
支払わない事を選択したため、市はバックアップファイルを使用してネットワークを復旧する事にしました。バックアップしていなかったファイルは全て失われました。
残念な事に失われたファイルの中には、警察のファイルが含まれていました。
その多くが保留中の裁判の証拠でした。証拠の喪失により、容疑者に容疑を追及する事が非常に困難になりました。結果的には6人の被告に対して28件の刑事告訴が却下されました。却下されたものは、覚せい剤の所持、コカインの所持など、様々な麻薬の販売、製造、配達、通信デバイスの違法使用などが含まれていました。
なぜ感染したのか
正確な侵入経路は分かっていませんが、感染時に市が使用していたセキュリティソリューションはMcAfeeで、機能していなかったことがわかっています。
※これは政府の公共契約から取得した情報
アメリカでは被害拡大中
上記の例はフロリダ州で公表された19の攻撃のうちの1つです。全米では被害が拡大しています。
