米国老人ホームランサムウェア被害

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ウィスコン州に拠点を置くIT企業バーチャルケアプロバイダー社(VCPI)への攻撃により、同社が管理していたクラウドにあった医療ファイルに100以上の老人ホームがアクセスできなくなりました。

攻撃 は11月17日の早朝に起こり、インターネット、メール、給与システムなどを含む全ての機能がクラウドにあり、機能しなくなった。
ランサムウェア は、Ryukと呼ばれるものが投入された。Ryukはデータを分析して自動的に見積もりをしてくれる。今回の場合は1,400万ドルと見積もられた。

VCPI社は、身代金を支払うことはできないと述べているため、重要なデータにアクセスできずに閉鎖に直面している施設がいくつかあります。

システムが復旧しても

システム復旧したとしても、クラウドにあったデータが取り出せないため、患者のこれまでの治療、投薬などの重要な情報が閲覧できずに合併症につながる可能性が出てきます。

被害を防ぐには

被害の始まりは電子メールの添付ファイルに起因して起こります。知らないアドレスからきたメールを開かない、添付ファイルをむやみにクリックしないなど気を付けること。
また、添付ファイルを開いてしまっても、未知のファイルの場合は起動させないグローバル・ホワイトリスト方式のセキュリティソフトを導入する事も防止策になります。

下記は2019年でアメリカで発生したランサムウェア攻撃マップです。
かなりの件数がある事がわかります。

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