沸騰するカスペルスキー社

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ロシアの新聞Kommersantは、最近、露Kaspersky Labの研究調査部門の責任者、Ruslan Stoyanov氏の逮捕に関するニュースを報道しました。 Stoyanov氏は、2016年12月に国家反逆罪の疑惑で逮捕されました。 Stoyanov氏は、カスペルスキーで雇用される前の6年間、ロシア内務省のサイバー犯罪部隊の主要な任務に携わっていたと報告されています。

モスクワに拠点を置く国際的なアンチウィルス ソリューション会社で勤務している際に、これらの前の組織との関係を完全に断ったかは明らかではありません。

ArsTechnica.comは、同社の役員から以下の声明を得ました。

“「この従業員に対する容疑は Kaspersky Lab を含んでいません」と同社の関係者は、報道を受け声明を発表しました。 「コンピュータインシデント調査チームの責任者であるこの従業員は、カスペルスキーでの雇用期間中での出来事にあたり現在捜査中です。 我々は捜査の詳細を把握していません。カスペルスキーのコンピュータインシデント調査チームの仕事は、今回の逮捕により、開発などへの影響を受けません。”

記者Paul Rosenzweig氏はこの問題をlawfareblog.comで問題を提起しました。。

“今回の事件では、検討が必要ないくつかの疑問が起きています。”

  • ロシア政府の諜報機関がカスペルスキー社の従業員を米国諜報機関への情報源として特定するに至ったことは、ロシア政府がカスペルスキーと密接な関係を結んでいることを再度示唆しています。 それに鑑み米国政府として、カスペルスキー社はロシア政府機関が管理する諜報機関と関係が深い組織として公式に認定すべきでしょうか。
  • 米国の社会基盤企業においてKaspersky社のアンチウイルス製品を使用することのリスク評価が必要であるでしょうか。

ロシア政府への忠誠心

モスクワに本社を置く同社は、ロシア政府と軍に強い関わりを持っています。 同社の代表であるEugene Kaspersky氏は旧ソ連時代にKGBに勤務していました。現在同国の大統領であるプーチン氏もKBG出身者で、現在同国の諜報機関であるロシア連邦保安庁への影響力も大きいとされています。2012年、Kasperskyは投資会社General Atlanticと株式公開に向け、パートナーシップを締結した後、その活動は大きく変化を遂げました(2017年現在、未上場)。 ブルームバーグ・ビジネスウィークによれば、同投資会社の主要役員はロシア人だけであるという投資家リストの電子メールが流出した噂されていますが、同社は電子メール流出の噂を否定しています。

セキュリティソリューションと国防は密接であり、政府との関係は必ずしも悪いことではありません。 しかし、その関係がどのように活用されているかによります。Kaspersky社の製品は、世界中で広く利用されおり、ロシア・フランス・日本・米国においては、よく知られたセキュリティソリューションであるため、膨大なデータにアクセスすることが可能です。 多くの情報をどのように活用するのか。セキュリティ会社の良心に委ねられています。

利用しているアンチウイルス製品がどこの国の製品であるかご存知ですか? セキュリティソリューションが調査、開発、サポートされている場所を知るには、ここをクリックしてください 。

原文:Well this is Interesting…

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